oshigotoの日記

仕事のことについて書いているブログです。

作業療法士の仕事で直面する悩み

どの仕事でも、仕事内容特有の悩みはあると思います。そのような時に必要なのが、同業者で飾ることなく悩みを話すことのできる同期・先輩を持つことです。

自分が直面した悩みと相談を受けた悩みを照らし合わせると、同じなのです。そう、皆同じ悩みを感じているんです。だから同じ悩みを抱えて同期と励まし合って進んでいくこと、同じ悩みを乗り越えた先輩の話を聞いて力をもらうこと、どちらも自分らしく気持ちよく働いていく上でとても大切なのではないでしょうか。打ち明けられずに一人で悩んでしまい、元気が無くなっていってしまう後輩もいました。悩むということは、良くしたいという気持ちがある証拠なので、是非前に進んでいって頂きたいです。また、そういう気持ちで一日一日を重ねていけば、必ず結果はついてきます。

 

今回は、よく相談を受ける悩みとして、2つを提示します。

一つ目は、「先輩がリハビリをすると良くなるのに、自分はあまり結果を出せていない気がする」という悩みです。多くは1~3年目に多い悩みでした。結果として現れる職種だからこその悩みだと思います。しかし、その先輩も1~3年目の時はそう悩んでいたはずです。そこで、地道に苦手を克服しようと取り組んだのかどうかが、結果に繋がるのです。大切なことは、「比べる対象をとするのではなく、自分自身とすること」だと思います。昨日の自分、一カ月前の自分、半年前の自分と比べて成長しているのか、頑張ってきたと言えるのかです。それがあれば、その悩みは自然と解決されていきます。

二つ目は、「治らない病気(癌や難病など)ではあるが受容できていない患者さんから悪くなった」と責められることです。そのような患者さんが多い職場では、それが原因で離職率が高くなってしまう場合も少なくないようです。職場によっては、相談できる場所の設立や職員同士で情報を共有して、どのように関わっていけば良いか等の解決策を考えるカンファレンスの時間を取っている職場も増えてきています。上司に相談し、会社として対策を考えてもらうことも必要な場合があります。しかし、忘れてはいけないことは、患者さんは責めたくて言っているわけではないこと、それほど不安や辛い思いを抱えているということです。