oshigotoの日記

仕事のことについて書いているブログです。

時代に応じて変化するリハビリテーションの必要性

リハビリテーション職の必要性は、現在も注目され続けています。

以前は、「介護が必要な高齢者が、これ以上介護度が高くならないように」という観点が主でした。しかし、そのような考え方に加えて、新しいリハビリテーションの考え方が生まれました。

近年は高齢化に伴い、施設にあずけたくても入所ができないという問題が深刻になっています。では、どのようなことがきっかけで、施設へあずけることを考えるのでしょう。それは、「動けない」「介護が大変」という状況になった時です。

もう少し掘り下げると、「トイレが一人でいけない」「一人で立ち上がれない」ということが、境界線となることが最も多いです。入浴が出来ない場合は、通所の時間に入浴してもらえば良いので、家族への介護負担はそれほど変わりませんが、トイレがいけなくなると、家族がオムツ交換を1日に何度も行わなければいけなくなります。

また、歩くことが大変になれば車椅子をレンタルすることで生活は行えますが、立つことが出来なくなると、家族が抱えて車椅子に乗せなければいけなくなります。そのため、その動作が境界線となることが多いのです。しかし、そのような状況になって、いざ施設に入所の申し込みをしても1年待たされることもあります。

そこで、「介護予防」です。以前は要支援認定を受けている人に対して「介護予防」が考えられていましたが、要支援でない「自立レベル」の高齢者に対しても「介護予防」が重要とされるようになってきています。このように、高齢化に伴い、これからもリハビリの必要性は十分あると考えられます。