oshigotoの日記

仕事のことについて書いているブログです。

作業療法士として、多岐にわたる働き方ができる

現在では、作業療法士を育成する大学や専門学校が増え、毎年たくさんの作業療法士が誕生しています。以前は、高齢化に伴い、作業療法士の不足が目立ちましたが、その声は少なくなってきました。どちらかというと、高齢化に伴い、施設不足の声を耳にすることが多くなりました。介護が必要で施設に入りたいけど、施設は定員に達しているため入所待ちをしている人が増加しています。その分、自宅で生活せざるを得ない高齢者が増加しています。それを背景に、最近では訪問リハビリを行う事業所が増えてきています。また、作業療法士は、発達障害分野や精神障害分野の知識があるため、活躍の場は多岐にわたります。

年収の面を考えると、社会人1年目からそこそこ良い給料がもらえます。その分、あまり昇給率は少ないですが、さまざまな学会での研究発表や資格習得により、経験が評価されることも多いです。

リハビリで関わる患者さんには、介護度が高い人が多いです。動作の練習を行うときに、こちらが介助しながらリハビリを進めることも多く経験すると思います。若い間は体力があるので働けるけれども、年齢を重ねた時に長く働けるのかという不安があるという声を聞くことも少なくありません。実際に現場を見て経験しないと不安は解消されないかもしれませんが、現在は福祉用具も充実してきており、負担を軽減して介助することができるようになってきています。私が関わった職員では、54歳の女性の方も働いていました。

また、向上心があれば、ケアマネージャー、公務員や教員としても働くことも出来ます。