oshigotoの日記

仕事のことについて書いているブログです。

作業療法士の仕事内容について

作業療法士が関わる分野としては、小児の発達障害分野や身体障害分野、精神障害分野があります。

小児の発達障害分野では、生まれつき障害のある小児が、発達段階に沿って成長できるように寝返りや座位保持・食事摂取等の練習をその子の発達に応じて練習をしていきます。

身体障害分野では、主に病院や施設でのリハビリ勤務になります。脳梗塞後の後遺症で動かしにくくなった腕が動きやすくなるように、食事が自分で取れるように等、患者さんの希望を聞きながらリハビリをしていきます。その他にも、癌や心臓病・骨折・難病(治療法が確立していない進行性の病気)等を抱えている患者さんとリハビリをします。

精神障害分野では、精神障害を抱えている人が、症状とどのように向き合っていけば良いかを学ぶ手助けや、問題行動が無く社会で生活していけるようにリハビリをします。その患者さんによって異なりますが、金銭管理の練習や、集中力の持続を目的としたリハビリをする等様々です。

作業療法士は、他の2つの職種と違う働き方の特徴があります。それは、物を使ってリハビリをするということです。名前の通り、「作業」を通して効果を出していくということです。

理学療法士は主に筋トレや立った状態でバランスを取る練習をします。それに比べ、作業療法士は革細工等の力がいる作業をしながら筋力をつけていく練習や、立った状態で風船の打ち合いをすることでバランスを取る練習をします。

また、細かい物品を扱うことで、指の細かい動きの練習をすることもあります。もちろん、筋トレも必要に応じて行いますが、作業を通して行うことも多いため、患者さんからは「楽しい」と言われることが多いです。